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2008年5月20日

「1日2試合という経験はHERO'Sで培われましたから」
宇野薫インタビュー

『HEIWA DREAM.3 ライト級グランプリ2008 2nd ROUND』で行われたライト級トーナメント2回戦で石田光洋を破り、7月21日(月・祝)に開催の『HEIWA DREAM.5 ライト級グランプリ2008 決勝戦』(大阪城ホール)での同トーナメント決勝ラウンド進出を決めた宇野薫にインタビュー。決勝ラウンドに向けての意気込みを語ってもらった。【取材日:2008年5月12日】

■「逆にそこまでプレッシャーだらけだと……吹っ切れちゃったんです(笑)」

──昨夜は見事な一本勝ち、おめでとうございます!
宇野 ありがとうございます。
──ダメージのほうは?
宇野 ちょこちょこと打撲がありますが大丈夫です。
──1Rは打撃戦となりました。
宇野 特に打撃でいこうとかとは決めていませんでした。打撃で来れば打撃でいこうと。すべての場面ごとに対処していこうという気持ちでいました。
──1R後半にバックを取られたときも焦った様子は感じられませんでした。
宇野 そうですね。特に焦ることもなかったです。ただ、あそこから(石田は)後ろに投げることがあるので、そこは注意しました。
──8ヶ月ぶりの試合でしたが、試合勘が鈍っていたということもなかったですか?
宇野 そうですね。集中していました。(1R)10分間があっという間に感じられました。
──1Rが終わってセコンドからはどんな指示が?
宇野 「守りに入るな」と。ボクも攻めにいこうと思っていたので、集中が切れないように心掛けました。ラウンドが変わると仕切り直しですから、そこでまた違う展開になる可能性もありますからね。
──最後は見事なチョークスリーパーでした。
宇野 最後の瞬間は憶えていないんですよ。VTRを見てみないと分からないくらいで。練習ではしている動きだと思うんですけど、自然と体が反応していましたね。それくらい集中していました。
──闘ってみた石田選手については?
宇野 やっぱり強かったですね。勢いと力強さをすごく感じました。
──DREAM初参戦でメインイベント。プレッシャーもあったと思うのですが?
宇野 プレッシャーはいろんなところにありました。怪我からの復帰戦で“ちゃんと試合できるかな?”という不安もありましたし、“メインの務めを果たさないといけない”というプレッシャーもありました。“自分の世代にはまだ力が残っている”というのも証明したかったし、慧舟會の選手が4月、5月は負けなしだったので“ここでオレが負けるわけにはいかない”というプレッシャーも(苦笑)。本当にいろんなプレッシャーがあったんですけど、逆にそこまでプレッシャーだらけだと……吹っ切れちゃったんです(笑)。
──吹っ切れちゃいましたか(笑)。DREAMというイベントに対してはどんな印象を持ちましたか?
宇野 いい試合をすればすごく評価してくれるところ。改めてそう思いましたね。
──さいたまスーパーアリーナという会場はいかがでしたか?
宇野 よかったです(笑)。さいたまスーパーアリーナといえば、やはりハンセン選手との闘い(2005年3月のHERO'S)があったので、悪いイメージしかなかったんですけど、昨日でチャラになった感じです。

■「フィジカル面では川尻選手やアルバレス選手のほうが強いですから」

──次は決勝ラウンドです。
宇野 残っている選手はみんな個性があって、すごく強い選手ばかりですからね。逆にやりがいがあります。
──試合後には川尻達也選手から対戦表明をされました。
宇野 あの場ですぐに言うというのは、素直な気持ちからだと思います。そこは受け止めたいです。でも、ボクが決めることではないですし、主催者やファンが決めることですからね。
──川尻選手とは以前、2004年3月の修斗で一度対戦しています。結果はドローでしたが、そのときの川尻選手の印象というのは?
宇野 川尻選手はそのとき修斗ですごく勢いを出してきた選手で、ボクと闘ったあと(修斗の)チャンピオンになったんですけど、なんとなく感覚的に“これから出てくるだろうな”と思いましたね。
──現在の川尻選手の印象は?
宇野 フィジカルな部分ですごく頑丈だなと。改めて思いました。
──エディ・アルバレス選手は昨夜の宇野選手の試合を見て「完璧」と言っていました。アルバレス選手の印象についてはどうですか?
宇野 アルバレス選手は新しい世代の選手。対戦することになったら、自分はその新しい世代に通用するかという意味が含まれると思います。もし組まれたら楽しみですね。
──6・15『DREAM.4』ではライト級グランプリ2回戦のもう1試合、青木真也vs永田克彦が行われます。どちらが勝つと予想されますか?
宇野 やってみないと分からないです。
──対戦相手は決まっていませんが、相手によってはまた“PRIDE vs HERO'S”という構図になる可能性があります。
宇野 そうなったら、それはもちろん、HERO'Sの代表というのを気持ちの中に入れて闘いたいと思います。
──決勝ラウンドは1日2試合。宇野選手の経験が生きると思うのですが?
宇野 そうですね。3回も経験していますから(笑)。1日2試合という経験はHERO'Sで培われましたから、その経験が出せればなと思います。フィジカル面では川尻選手やアルバレス選手のほうが強いですからね。決勝ラウンドでは経験を生かした闘いをしたいと思います。
──頂点は見えましたか?
宇野 まだまだです。これまで以上に厳しいものが待っていますからね。練習しかないです。
──決勝ラウンドは大阪城ホールで行われます。
宇野 大阪城ホールと言えば、昔、UWFで前田(日明)さんと船木(誠勝)さんがすごい試合をしましたよね。自分の中ですごく影響を受けた試合なんですけど、その思い出の地という印象が強いです。逆に今度はボクが大阪城ホールで、子供やもちろん大人にも影響を与えられるような試合をしたいです。
──どんな気持ちで決勝ラウンドに臨みますか?
宇野 今回の石田選手との試合もそうでしたけど、チャレンジしていくという気持ちに変わりはありません。キャリアの差は関係なく、常にそういう気持ちは持っていたいと思います。