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2008年4月21日

ショック! 鼻骨骨折でドクターストップ!
秋山成勲、ミドル級グランプリを欠場!!

4月21日(月)、都内・東京ドームホテルで記者会見が行われ、秋山成勲のミドル級グランプリ欠場が発表された。
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4・29『OLYMPIA DREAM.2 ミドル級グランプリ2008 開幕戦』(さいたまスーパーアリーナ)より開幕するミドル級トーナメントへの出場が熱望されていた秋山成勲が、鼻骨骨折のため同トーナメントを欠場することとなった。

この日行われた記者会見には、秋山、そして笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーが出席した。笹原EPは、秋山の欠場を発表すると、「秋山選手の出場を楽しみにしていただいた方々には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。お詫び申し上げます。ギリギリまで調整したんですが、結果的にこういう形になってしまいました。怪我という選手には宿命的な原因ですので、そこはご理解をいただければと思います」とファンに向け謝罪。続いて秋山も、「結果として出場できないということに対して、ファンの皆様、スポンサーの皆様、関係者の皆様、すごくご迷惑を掛けたことに対して、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と沈痛な面持ちで語った。

秋山によると、昨年末に行われた『やれんのか!』の三崎和雄戦で骨折した鼻を、今月9日の練習中に再度負傷。大量の出血が見られ、翌日病院に診断に行ったところ、治りかけていた同箇所が再び骨折しているという診断が下された。今月18日に行われた記者会見ではヒザの負傷が伝えられていたが、これも昨年末の試合で負った怪我であり、「万全の状態ではない」ものの、「鼻(の骨折)さえなければ、トーナメントに出ていました」とコメント。「トーナメントに出たいという一心だったので、鼻の腫れもなく、血もずっと出ているわけではなかったので、大会までに治るんじゃないかなと思い、谷川(貞治FEG代表)さんには『ヒザの怪我でまだ検査が掛かるんです』ということを伝えて、鼻のことについては伝えなかったんですね。どうにか(試合が)できるんじゃないかなと思ったんですけど、18日に鼻とヒザをもう一度検査して(医師に)最終的な判断を求めたところ、『無理だね』と。すぐに血が出るので、医師からは『試合をしてもすぐにドクターストップになるよ』と言われました」とドクターストップに至った経緯を説明。そして、「出られないことに関しては、悔しい気持ちでいっぱいです。今回のトーナメントはどうしても出たかった。何が何でも出たかったんですけど、どうしようもなかったです。いろいろやってきたんですけど……本当に無念でなりません」と今の心境を語った。

どうしてもトーナメントに出たかった理由については、「自分が今格闘技をやっている上で、大きな目標というか、夢みたいなものがあるんですけど、自分には闘いたい選手が3人いてるんですね。その3人の中の1人が今回のトーナメントに出ているからです」とコメント。「その1人とは桜庭選手ですか?」との問いには、「ご想像にお任せします」と多くを語らなかった。

そして、笹原EPは改めて主催者推薦枠については考えていないことを明言すると、秋山も「当たり前だと思います。2回戦からってつもりはまったくないです。もし、何かの拍子に事情が変わって、『推薦枠で2回戦からどうですか?』と言われても、自分は出るつもりはありません」と断言。「一日も早く治すことが先決だと気持ちを切り替えたいと思います」と治療に専念することを宣言すると、「6月くらいまでにはどうにかして、自分ができるあらゆる手を使って治したいなと思います」と、6月中旬に開催予定の『OLMPIA DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2nd ROUND』での復帰を目指す意向を示した。

なお、ミドル級トーナメント1回戦の残り1試合について笹原EPは、「あまり時間がないですけど調整中です。なるべく早いタイミングで発表したいと思います」と早期発表に向け尽力すると語っていた。