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第6試合 -フェザー級(63kg以下)ワンマッチ-


OLYMPIA DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦

第6試合 -フェザー級(63kg以下)ワンマッチ-

1R10分、2R5分

VS2R 5:00
判定3-0

試合前

『DREAM.4』から3大会連続参戦となる所英男に対するは、KRAZY BEEの山本篤。山本“KID”徳郁戦を熱望する所にとっては、その弟子との対戦は重要な関門だ。一方の山本にとっては、ジムのメンツにかけても負けられない一戦。極めて勝つことを身上とする所に対し、山本は立っても寝ても強気の打撃が持ち味。激しいペースの奪い合いになりそうだ。

試合結果詳細

1R、打撃の探り合いの中で、所が右ストレートをヒット。しかし山本も右ストレートをヒットさせ、倒れた所にパウンドを連打。これをしのいだ所は、腕十字を二度にわたって仕掛け、そのまま立ち上がってみせる。その後はスタンドで打撃の攻防。山本が左右のフックを放てば、所は首相撲からのヒザ蹴りと互角の展開。所はワンツーもヒットさせると、引き込んでグラウンドへ。ここは山本が立ち上がってスタンドに戻る。山本が左フックを当てれば、所はフックからのストレート。ラウンド終盤、所はジャブを食らって鼻から出血。やや苦しい展開となるが、胴回し回転蹴りからグラウンドへ。だが山本は所の腕を固め、パウンドを見舞っていく。

2R、パンチのテンポを早めていく両者。山本は頭部から出血する。所は胴回し回転蹴りで再びグラウンドへ。ここで両者にドクターチェックが入る。グラウンド状態から試合再開するも、山本はすぐに立ち上がってスタンドの攻防へ。その直後、グラウンドで腕を取る所だったが、これもスタンドへ。所はさらに引き込むと、スイープから腕十字の体勢。ラスト1分、必死で極めにかかる所と、耐えながら鉄槌を落とす山本。その状態のまま試合は終了し、判定は3-0。打撃を有効にヒットさせた山本が所の野望を封じてみせた。

マイクを握った山本は「ノリさん、チャンスありがとうございました」とKIDに感謝のコメント。さらに「次も所選手と。今回は力抜いてたんで」と語ると場内からはブーイングが起きるが、ここでKIDが「ブーブー言ってるけど、これがホントなんだよね」とフォローしたのだった。

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